その8: 乗車3日目(朝食~クック)

月曜日の朝は5時過ぎぐらいから車窓を眺める。
明らかに車窓が違う。
荒野という感じになってきた。


今日は朝からクックに停車するので、早めに朝食へ。
朝食は初日の夕食で一緒だったクイーンランドからのご夫妻と一緒。

このご夫妻、1週間ぐらいのパース滞在では、
着いた初日にスワン川上りのランチクルーズツアーに乗った後、
さらにワイナリーを巡り川を上る2日間のクルーズツアーに行くとのこと。
優雅な旅だ。

今日の朝食はスターターにヨーグルト&フルーツコンポート、


メインにフルブレックファースト。
今日も朝からしっかり食べる。
太って帰ることになりそうだ。

窓の外の風景はどんどん変る。
低い木が点々とあった風景から、何も無い風景になった。


ちょうどこの辺の遙か向こうが、マラリンガの核実験場があった場所だろう。


朝食後、ちょっとしてクック到着。
車両に付けられた階段を降りるも、最後の一段は結構な段差。



我々が降りた後、乗務員が階段を持ってきた。これで、足が多少不自由でも十分降りられる。

クックは乗務員交代をしたりする街らしく、鉄道会社の宿舎があったりする。



基本的にもう、街という感じでは無い。
アウトバックの中に、ぽつんと人がいる場所があるという感じ。

燃料タンクや水のタンクもあるので補給基地という感じの街。

昔は、中継地の町として人もそれなりに住んでいたらしいが、今はほとんどおらず廃墟ばかり。
町並みを自由に散策したり、列車を眺めたりできる。自由時間。

乗務員のお兄さんに、何分の停車か質問したら、
「あと20分ぐらいだけど、出発前にはベルを鳴らして放送するから集まってね」とのこと、
非常にザックリである。

早速、先頭車両に向かい、機関車の写真を撮る。



こいつ1両で、この長い1編成の列車を引っ張るんだから、すごいパワーだ。

機関車の写真を取りに来る人、町並みを見に行く人、
発車の合図があってみんな車両に集まってくる。
乗客を積んで、クックを出発。


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