その9: 乗車3日目(ラウンジ~昼食~車内探検)

今日も昼食前にラウンジへ、
昨日夕食を一緒にしたおばあちゃんたちと話す。

しばらくすると、お姉さんの方が「welcome to WA」という看板があったと、窓の外を指さす。
慌てて窓の外を見返し、カメラを向けるももう看板は見えない。
「もう遅いよ」とおばあちゃんは笑っている。

10分もせずに列車が減速。
何かと思ったら、パースから来るインディアンパシフィックとすれ違うとのこと。
写真を撮ろうと準備していたけど、結局撮れたのは、最後尾のカーキャリッジだけ。


おばあちゃんから「写真は撮れたか?」と聞かれたので
「カーキャリッジだけね」というと、
「だれも撮らないようなのを撮れたから良かったじゃないか」と笑ってくれる。

そんな話をしていたら、日本に行ったことがあるというおばちゃんが話しかけてきた。
熊野古道を7日間かけて歩いたそうだ。その後京都を観光に行ったらしい。
「熊野古道を歩いているときは、山間部の街では歩いて旅行している外国人が珍しくビックリされた」とか
「京都は、ちょうど桜のシーズンできれいだった」とか
「どこだか忘れたけど、洞窟風呂にも入った」とか話してくれた。

ここで、車内放送
「WAの州境を越えたけど、まだ車内の時間は変らないよ」とのこと、車内の時間はこの先カルグーリでの停車のタイミングで変えるという。

しばらくして、昼食の時間になる。
昼食は、昨日の夕食で一緒だった、おばあちゃん姉妹と一緒。
メインにアトランティーックサーモンとデザートにレモンタルトを選択。


昼間からビールで食す。
おばあちゃんたちは、昼からスパークリングワインを飲んでいる。
このおばあちゃん2人は、氷を入れて冷たくするのがお好きなようで、
スパークリングワインと氷をオーダーして、スパークリングワインに氷を2,3個入れて飲んでいる。

昼食後、ラウンジでもう一杯ビールを飲んだ後、コンパートメントへ、


しばらくのんびりした後、車内を探検に出かけてみる。

ラウンジから食堂者を抜けると、


キッチンがある車両だった、
キッチンは、車両の片側に大きな部屋がとってあり、もう一方には通路が続いている。


そこを抜けると、もう一両キッチンのある車両、更に先には食堂車があった。
食堂車では、乗務員3人が食事中だった。
「自分はG号車にいるけど、探検したくて歩いてきた」と言うと
「どこでも好きに歩いて行って大丈夫だよ」と言ってくれる。

食堂者の先には、ラウンジがあり、その先にまた客室続く、
このラウンジの隣がGの次なのでH号車である。



続いてI、Jと同じような車両が続いていく。
J号車には、乗務員のボス、トレインマネージャーの部屋もある。

ゴールドクラスのシングル車両であるK号車は
中央に曲がりくねった通路があり、両側が客室になっている。



ここを抜けると、またツインのコンパートメント客車であるL号車になる。
あのおばあちゃんたちは、この距離を歩いて食事に行っていたかと思うと、
G号車に移って大正解である。
そこから、更に先に進んで行くと、レッドカンガルーの座席車があった。


ここで、探検を止めて引き返す。


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